事例の背景
N.T様は親が亡くなり相続登記が必要となりましたが、土地の数が多く、管轄が異なるため「どの法務局に何を出せば良いのか」「どの順番で進めれば良いのか」が分からず不安を感じていました。法務局にも相談しましたが、複雑さから自力での対応は困難と判断し、経験豊富な司法書士を探して当事務所にご相談くださいました。
当事務所からのご提案
初回面談では、全体の手続きの流れと必要な書類を一覧化し、次のような方針をご提案しました。
- 土地情報の整理と優先順位付け
名寄帳・登記事項証明書を取得し、どの土地がどの法務局の管轄かを可視化。効率的に登記申請できる順序を設定しました。 - 相続人調整の負担軽減
遠方の相続人には書類を郵送し、分かりやすい説明文を添付。返送漏れや記入ミスを防ぐため、電話やメールでフォローしました。 - 複数法務局への同時進行申請
まとめて申請可能な土地は一括申請し、別管轄のものは時期をずらさず同時並行で進行。全体の完了時期を短縮しました。 - 進捗報告と見える化
「今どの土地の登記が進んでいるか」を一覧表で共有し、依頼者が常に状況を把握できる体制を整えました。
この提案により、「これならゴールまで迷わず進めそう」と安心してお任せいただきました。
解決までの流れ
- 必要戸籍、評価証明書を収集し、相続関係を確定
- 遺産分割協議書を作成し、相続人全員の署名押印を取得
- 複数の法務局へ相続登記を申請(並行処理で効率化)
- すべての土地の名義変更を完了
結果
- 30筆以上の土地の相続登記を短期間で完了
- 遠方の相続人とのトラブルなく、全員の合意を得て円満に終了
- 依頼者の負担を大幅に軽減し、心理的ストレスも解消
お客様の声
「最初は30筆以上の土地と聞いて途方に暮れていました。管轄法務局もバラバラで、正直自分では無理だと思っていました。
相談した際に、どの土地がどの法務局なのか一覧で示してもらい、全体の流れを説明してもらえたことで、先が見えた気がしました。遠方の相続人ともスムーズに連絡を取っていただき、私が動く手間はほとんどありませんでした。
想定よりもずっと早くすべての登記が終わり、本当にホッとしました。専門家にお願いして正解でしたし、家族全員が納得のいく形で終わらせることができて感謝しています。」、不動産の売却まで一緒に進めてもらえたので、とても安心できました。自分ひとりでは数年かかっても終わらなかったと思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」