事例の背景
R.A様は、将来的にお父様名義の不動産を売却して資金に充てる予定でした。しかし、認知症になった場合は売却が困難になる可能性があると知り、「今から何を整えておくべきか」不安を感じていました。インターネットで調べても断片的な情報しか得られず、さらに過去に他士業で不快な思いをした経験から「信頼できる専門家に任せたい」との思いが強く、当事務所にご相談くださいました。
当事務所からのご提案
初回面談では、R.A様のご家族の意向を丁寧にヒアリングし、次の解決プランをご提示しました。
- 家族信託の仕組みを分かりやすく説明
従来の成年後見制度と比較し、家族信託なら売却や管理を柔軟に行えるメリット・デメリットを具体的に解説。 - 信託設計のオーダーメイド化
不動産の売却目的、将来の管理方針、利益分配方法などを細かく決定し、依頼者とご家族が納得できる信託契約を設計。 - 契約書作成と公証役場でのサポート
公正証書で信託契約を作成し、契約内容の法的有効性を確保。公証役場との日程調整や当日の立会いも当事務所が全面サポート。 - 今後の運用と見直しプランの提案
信託契約後の管理方法、将来的な見直しのタイミングや注意点もアドバイスし、長期的な安心感を提供。
解決までの流れ
- ご家族の意向確認 → 財産状況の整理
- 信託契約案を作成し、複数回の打合せで内容を確定
- 公正証書による信託契約を締結
- 将来の売却方法や運用ルールを明確にした文書を依頼者へ交付
結果
- 認知症発症後も売却可能な体制を事前に整備
- 不動産の管理・売却に関する家族の不安を解消
- 信頼できる専門家との連携で、長期的な財産管理方針を明確化
お客様の声
「以前、別の士業に依頼した際に嫌な思いをした経験があったので、今回は本当に慎重でした。しかし、こちらでは初回面談からじっくり話を聞いていただき、制度の説明も分かりやすかったので安心できました。
家族信託の仕組みやメリット・デメリットを丁寧に説明してもらい、納得して契約することができました。公証役場での手続きもスムーズで、将来の売却や管理について家族全員が同じ認識を持てたのが良かったです。
『これで将来困ることはない』と思える環境が整い、父も安心しています。信頼できる専門家にお願いできて本当に良かったです。」