事例の背景
お父様の相続をきっかけに、不動産と預貯金の整理が必要となったU.L様。ご実家には叔母が一人で暮らしており、「叔母の生活を守りつつ、将来の売却にも備えたい」という思いがありました。
しかし、遺産分割協議が必要な状況で、相続人間の調整をどのように進めればよいのか不安を抱えていました。また、金融機関ごとに異なる解約手続きも複雑で、「すべてを専門家に任せたい」と考え、当事務所にご相談くださいました。
当事務所からのご提案
当事務所では、叔母の居住権を守りつつ将来の売却に備えたいという依頼者のご希望に沿い、次の方針でサポートしました。
- 戸籍調査と相続人確定
被相続人の出生から死亡までの戸籍を収集し、相続人を確定。相続関係説明図を作成して全員に分かりやすく整理しました。 - 遺産分割協議書の作成と調整
叔母が住み続けられるよう配慮したうえで、将来の売却にも対応できるような内容で協議書を作成。公平な分割と安心を両立できる形に整えました。 - 相続登記と登記名義の工夫
現在の使用状況と将来の売却を踏まえ、名義整理の方法をご提案。将来、売却時に余計な負担が発生しないよう登記内容を整えました。 - 金融機関手続きの一括代行
預貯金の解約は金融機関ごとに要件が異なるため、当事務所で書類を事前確認。必要書類の整備と窓口対応を代行し、依頼者の手間を大幅に軽減しました。 - 進捗の共有と安心感の提供
各工程ごとに依頼者へ進捗を報告し、不安を抱えることなく全体像を把握できるようにしました。
解決までの流れ
- 戸籍収集・相続人確定
- 相続関係説明図の作成
- 遺産分割協議書を作成し、全員の署名・押印を取りまとめ
- 相続登記を実施し、名義を整理
- 預貯金の解約手続きを複数の金融機関で一括対応
結果
- 叔母が安心して住み続けられる形を確保
- 将来の売却にも対応できる登記整理を実現
- 相続登記と預貯金解約をワンストップで対応し、依頼者の負担を軽減
- 相続人全員が納得できる協議内容となり、トラブルなく解決
お客様の声
「叔母の生活を守りながら相続を進めたいと考えていましたが、自分一人ではとても整理できず不安でした。先生にお願いしてからは、叔母に配慮しつつ将来の売却まで考えた提案をしていただき、とても安心できました。
金融機関ごとの手続きも複雑だと思っていましたが、すべて代わりに対応してもらえたので本当に助かりました。書類の説明も丁寧で分かりやすく、疑問があってもすぐに解消できました。
相続人全員が納得して手続きが終えられたことが何よりうれしく、叔母も安心して住み続けられると喜んでいます。今回お願いして本当に良かったです。将来また必要なときには、迷わずこちらに相談したいと思います。」