事例の背景
お父様のご逝去を受けて、N.U様は自宅の名義変更を行おうと法務局を訪れました。しかし、必要書類や手続きの流れが複雑で、窓口で説明を受けても理解しきれず途中で断念。インターネットで情報を探しても「戸籍をどこまで集めるのか」「誰が相続人なのか」すら不明確で、正確に進められる自信が持てませんでした。
さらに、相続人である兄弟もそれぞれ遠方に住んでおり、全員で集まることは現実的に難しい状況。そんな中で「登記を早く終わらせたい」という焦りばかりが募り、最終的に専門家に依頼する決断をされました。
当事務所からのご提案
当事務所では、まず全体の流れを明確にし、不安を取り除くため次のようなステップでご提案しました。
STEP1 戸籍収集と相続人の確定
被相続人の出生から死亡までの戸籍を漏れなく収集し、相続関係説明図を作成。これにより「相続人は誰か」が一目で分かり、依頼者様も安心して手続きを進められる基盤を整えました。
STEP2 遠方の相続人とのスムーズな合意形成
遺産分割協議書を分かりやすい言葉で作成し、郵送やオンライン面談を活用して説明。相続人全員が一堂に会する必要がなく、それぞれの負担を大幅に軽減できました。
STEP3 優先順位を明確化した迅速対応
「早く登記を終えたい」というご希望に応え、戸籍収集と登記申請を最優先に設定。協議書の確認も並行して行い、無駄のないスケジュールで進行しました。その結果、予定よりも早く登記完了へと至りました。
STEP4 将来の相続や不動産管理のアドバイス
単なる登記手続きにとどまらず、将来同じような相続が発生した場合の備えや、今後の不動産管理の注意点についてもご提案。依頼者様には「次の世代を見据えた安心感」も持っていただけました。
結果
- 戸籍収集から協議書作成、登記申請までを一括対応
- 遠方の相続人ともオンライン・郵送を活用し、合意形成をスムーズに達成
- 登記完了を予定より早く実現し、銀行手続きも余裕をもって進行
- 将来に向けた不動産承継の備えまで整い、依頼者様の不安を大きく軽減
お客様の声
「自分ひとりでは到底できなかった戸籍の収集や書類作成をすべて任せられて、本当に安心できました。最初は『無理かもしれない』と不安でいっぱいでしたが、専門家にお願いしたおかげでスムーズに進み、予定より早く登記が終わったのは本当にありがたかったです。
兄弟も遠方に住んでいましたが、郵送やオンラインで対応していただけたので、わざわざ集まる必要がなく負担が少なく済みました。協議書も分かりやすい内容で、全員が納得して署名・押印でき、トラブルもなく進められました。
さらに、登記だけでなく、将来の相続や不動産の管理についても具体的なアドバイスをいただけたことで、不安がぐっと減りました。単なる手続き代行ではなく、次の世代を見据えたサポートをしていただけたことに、心から感謝しています。」