事例の背景
P.G様が新築戸建を検討し始めた際、不動産会社から「土地が祖父名義のままでは住宅ローンの手続きができない」と指摘を受けました。そこで母名義に変更しようと動き始めたものの、必要な戸籍や書類の範囲が分からず、相続人3名の間で意見もまとまらず、手続きは停滞。さらに知人から「自分でやったら半年以上かかった」という話を聞き、建築スケジュールへの影響に強い不安を覚えました。期限に遅れを出すわけにはいかないと考え、「相続登記を確実かつ早急に終わらせてくれる専門家」に相談することを決断されました。
当事務所からのご提案
STEP1 戸籍収集と相続関係説明図の作成
祖父の出生から死亡までの戸籍をすべて収集し、相続人3名を正確に確定。相続関係説明図を作成することで、「誰にどの権利があるのか」を一目で分かるようにし、協議の土台を整えました。
STEP2 複数案を提示して協議をサポート
「母名義にまとめたい」というP.G様のご希望を尊重しつつ、相続人全員が納得できるよう複数の遺産分割案を作成。それぞれのメリット・デメリットを説明し、客観的な選択肢を示すことで合意形成をスムーズに進めました。
STEP3 建築スケジュールに合わせた工程設計
不動産会社や銀行とも連携し、建築計画に遅れが出ないよう工程を逆算。誰の署名押印がどのタイミングで必要か、どの時点で金融機関に提出するかをロードマップ化し、安心して予定を立てられるようにしました。
STEP4 次世代を見据えたアドバイス
今回は祖父 → 母への登記でしたが、将来的には母 → P.G様への承継も見据えられるため、二次相続に備えた登記・管理の方法についてもアドバイスを実施。長期的に安心できる仕組みを整えることができました。
STEP5 進捗共有で安心感を提供
相続人それぞれが「今どの段階か」を把握できるよう、進捗をこまめに報告。特に書類の署名押印のタイミングでは記入例やチェックリストをお渡しし、ミスなくスムーズに進められるようサポートしました。
結果
- 相続登記をスムーズに完了し、建築スケジュールに遅れが出ることなく新築計画を進行
- 相続人3名全員が納得できる形で協議を成立
- 不動産会社・銀行との調整を当事務所が担い、依頼者の負担を最小限に
- 将来の相続にも備えられる形でアドバイスを実施
お客様の声
「祖父名義の土地がそのままになっているせいで、家を建てられないかもしれないと不安でいっぱいでした。自分で法務局のサイトを見ても複雑すぎて分からず、兄弟との話し合いも進まなくて、本当に困っていました。
先生にお願いしてからは、必要な戸籍や書類を全部揃えていただき、協議書も分かりやすく作っていただけたので安心しました。特にありがたかったのは、不動産会社や銀行とのやり取りまでフォローしていただけたことです。そのおかげで建築スケジュールに遅れが出ず、家づくりを予定通りに進められました。
もし依頼せずに自分たちだけでやっていたら、半年以上かかっていたと思いますし、最悪は新築計画が遅れていたかもしれません。早めに専門家にお願いして本当に良かったです。同じように相続登記で悩んでいる方には、迷わず専門家に相談することをおすすめします。」