事例の背景
T.Y様は、2年前にお父様を亡くされました。
当初は「相続人は自分1人だし、すぐに終わるだろう」と考えていたそうですが、全国を飛び回る仕事のため、手続きに着手できないまま時間が経過してしまいました。
法務局からの案内や、固定資産税の納付書が届くたびに「このままでいいのだろうか」と気になりながらも、なかなか行動に移せずにいたとのことです。
いざ自分で戸籍や除籍謄本を集めようとした際、必要書類の多さや取得先の多さに戸惑い、「これは自分では無理だ」と感じて専門家への依頼を決意されました。
不動産は北海道石狩市にあり、福岡から現地法務局へ出向くのは現実的に難しい状況。
そこで、インターネットで「遠方からオンライン対応可能な司法書士」を探し、当事務所にご相談いただきました。
当事務所からのご提案
T.Y様のケースでは、「遠方から現地に行かずにすべて完了できる相続登記プラン」をご提案しました。
オンラインと郵送を併用し、依頼者のスケジュールに合わせて柔軟に対応。
登記完了までの全工程を司法書士が代行しました。
1. 手続きの全体設計と書類整理
まず、相続登記に必要な戸籍・除籍謄本、評価証明書、固定資産税情報を整理。
「相続人1名」というシンプルな構成を活かし、必要書類を最小限にまとめました。
手続きの流れを図で示し、「この順番で進めれば確実に完了します」と明確に説明しました。
2. 戸籍収集と登記申請の一括代行
相続発生から2年が経過していたため、法務局での申請時に不備が出ないよう最新の戸籍を再取得し、内容を精査。
司法書士が全ての書類を代行で収集し、依頼者が自治体へ請求する負担をなくしました。
登記申請から完了までも当事務所で一括対応しました。
3. オンライン面談の活用
全国出張の多い依頼者のスケジュールに合わせ、オンライン面談。
メールでのやり取りを中心に進め、押印書類も郵送でやり取りすることで、出張中でもスムーズに確認できるようにしました。
4. 短期間での登記完了と今後の管理サポート
柔軟なスケジュール調整により、依頼から約3週間で登記を完了。
登記完了後は、不動産の今後の管理や、売却を視野に入れた名義人変更後の手続きについてもアドバイスを行いました。
お客様の声
忙しくてなかなか手続きに取りかかれませんでしたが、オンラインと郵送で全て対応してもらえたので、本当に助かりました。
現地に行かずに終えられたのはありがたかったです。
相続人が自分一人だったので簡単だと思っていましたが、書類の数が多く途中で挫折しました。
司法書士さんにお願いして正解でした。説明も丁寧で、安心して任せられました。
出張の合間でも対応できるようにスケジュールを調整していただき、スムーズに進めることができました。思っていたよりずっと早く終わりました。