事例の背景
S.Y様は、お父様が亡くなられた後、銀行や市役所から「不動産の相続登記と預金名義変更が必要」と案内を受けていました。
しかし、平日は運送業務で長時間外出しており、役所や金融機関に行く余裕がなかったため、手続きが後回しになっていたそうです。
インターネットで手続き方法を調べてみたものの、戸籍や除籍謄本の収集、預金の残高証明書の取得、遺産分割協議書の作成など、想像以上に複雑で、「自分では対応しきれない」と感じられたとのこと。
その後、行政書士会に相談し、紹介を通じて当事務所を知ることに。
「登記も預金もまとめてお願いしたい」「仕事を休まずに終わらせたい」というご要望から、正式にご依頼をいただきました。
当事務所からのご提案
ご相談を受けた際、S.Y様の最大の課題は「平日に動けないこと」でした。
そこで当事務所では、登記と預貯金解約を同時に進めるワンストップ対応プランをご提案しました。
1. 戸籍収集・相続関係説明図の作成
まず、登記や金融機関手続きに必要となる戸籍・除籍・改製原戸籍をすべて当事務所で代理取得。
相続関係説明図を作成し、法定相続関係を明確に整理しました。依頼者が役所を回る手間は一切ありませんでした。
2. 登記申請と金融機関対応の同時進行
不動産登記の申請書類作成と並行して、預貯金の残高証明書や解約書類も準備。
金融機関ごとに異なる書式や手続き内容を確認し、司法書士が直接やり取りを行うことで、依頼者の負担を大幅に軽減しました。
3. 兄弟間の署名押印をスムーズに
相続人である兄弟2名の間では、署名押印のタイミングが合いにくいことから、郵送とオンライン面談を組み合わせて手続きを進行。
それぞれが自宅にいながら確認・署名ができるようにし、直接会うことなく書類を整える体制を整えました。
4. 柔軟な連絡体制と進捗共有
日中の運送業務に配慮し、連絡は主にメール中心で行いました。
夜間の質問対応にも柔軟に応じ、進捗状況を都度報告。依頼者が「次に何をすればよいか」を常に把握できるようサポートしました。
5. 行政書士会からの紹介案件としての丁寧な説明
初回面談では、費用・期間・作業範囲をすべて明確に説明し、「いつ・誰が・どのように進めるか」を可視化。
依頼者が不安なく手続きを任せられるよう、透明性の高い進行を心がけました。
結果として、登記と預貯金の両手続きを短期間で完了。
S.Y様からは「仕事を休まずに終えられて本当に助かった」との言葉をいただきました。
お客様の声
仕事が忙しく、役所や銀行に行く時間が全く取れませんでしたが、戸籍の収集から預金解約まで全て代行してもらえて本当に助かりました。
最初の説明がとても分かりやすく、費用や期間も明確で安心できました。
平日は運送の仕事で動けませんでしたが、メールや郵送でやり取りができたので負担が少なかったです。
登記と預金の解約を同時に終えられて、ようやく肩の荷が下りました。
仕事を休まずに全て終えられたのは、専門家に依頼したおかげです。