事例の背景
M.T様は、お母様の死後、相続手続きを自分で進めようとされていました。
しかし、市役所・銀行・法務局など窓口が多く、必要書類もそれぞれ異なることから、次第に大きな負担を感じるようになったとのことです。
特に銀行では、「遺産分割協議書が必要です」と言われたものの書き方が分からず、ネットで調べても情報が多く「どれが正しいのか判断できない」と困惑。
また、不動産はM.T様が、預貯金は兄弟で1/2ずつ、車はM.T様が取得するという分割内容は決まっていたものの、「正確な書類にする自信がない」と不安が続いていました。
さらに、車の名義変更について「行政書士が関わる」と知り、別々の専門家に依頼する必要があるのかと悩んでいたところ、司法書士と行政書士が連携してワンストップで対応している当事務所を見つけ、ご相談いただくことになりました。
当事務所からのご提案
今回のケースで重要だったのは、
不動産・預金・車という異なる手続きを、矛盾なく一括で進める体制づくり でした。
1. 司法書士×行政書士のワンストップ体制
不動産の相続登記は司法書士が、車の名義変更は行政書士と連携して対応し、同時並行で進める体制を整えました。
預貯金は金融機関ごとに書類が異なるため、必要書類の確認と、協議書との整合性チェックを徹底しました。
2. 相続関係の整理と書類の精度管理
戸籍収集から相続関係の確定、相続関係説明図の作成まで一括で対応。
遺産分割協議書は、不動産・銀行・行政書士のすべてで使用できる形式にまとめ、二度手間を徹底的に排除しました。
「1つの協議書で全部使えた」とM.T様にも喜んでいただけました。
3. 手続きスケジュールの見える化
「次に何をすればいいかわからない」という不安をなくすため、最初の段階で全体の流れと各手続きの順番を明確に整理。
必要な書類や完了の目安もチェックリスト化し、進捗は都度ご報告して、安心して進めてもらえる体制を整えました。
4. 遠方の相続人とのやり取りも代行
相続人の1名が遠方にお住まいだったため、書類送付・説明・押印回収まで当事務所が窓口として対応。
M.T様が調整に時間を使う必要がないよう、事務局としてサポートしました。
複数の手続きを同時進行するには、専門知識だけでなく「調整力」「書類管理力」「スケジュール設計力」が不可欠です。
当事務所では、それらを一括で行う体制により、スムーズな相続手続きの完了につなげました。
お客様の声
不動産・預金・車の手続きを全部まとめて任せられて、とても助かりました。
兄弟との分け方も協議書にきちんとまとめてもらえたので、後々の心配もなく安心でした。
遠方の家族とのやり取りも代行していただき、押印や書類の手配もスムーズでした。
行政書士さんとの連携で車の名義変更まで一括で進めてもらえたのも驚きです。
初めての相続でしたが、流れを丁寧に説明してもらえたおかげで最後まで迷わず進められましたたのですが、正直まったくわかりませんでした。権利証も見つからず、不安ばかりが募っていましたが、先生に相談して本当に良かったです。相続登記が終わっただけでなく、不動産の売却まで一緒に進めてもらえたので、とても安心できました。自分ひとりでは数年かかっても終わらなかったと思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」