事例の背景
K.K様は、福島県郡山市にあるご実家の相続手続きを進めるにあたり、前面道路について「父が持分を持っているらしい」という話を聞いていました。しかし、実際にどの土地が相続対象になるのか、公図や登記簿を確認しない限りは判断できず、不安を感じていたとのことです。
また、札幌と福島という距離があるため、現地に行って確認することは現実的ではなく、「自分では調べようがない」と感じてご相談いただきました。
さらに相続登記の義務化も始まり、「早めに名義を整理しておかないと、後で困るのでは」という焦りもあったとのこと。高齢のお母様にも負担をかけたくないという思いから、「できるだけ一括で任せたい」と考えて当事務所へご連絡くださいました。
当事務所からのご提案
今回のポイントは、「私道持分を含む不動産の範囲を正確に特定すること」と「札幌にいながら福島の相続登記を完了させること」 の2つでした。
1. 不動産全体の正確な把握（建物＋私道持分）
登記事項証明書・公図・地積測量図・固定資産評価証明書を取得し、私道部分の持分の有無と範囲を正確に確認。
「どの土地を相続するのか」を図解付きで整理した資料を作成し、依頼者にも分かりやすくご説明しました。
2. 戸籍・住民票など必要書類を一括取得
依頼者の負担をなくすため、各種証明書をすべて当事務所で代理取得し、書類の漏れを防ぎました。
3. 遺産分割協議書と相続関係説明図の作成
相続人が母とK.K様のみであったため、協議内容をシンプルかつ法的に有効な形に整理しました。
4. 相続登記をオンライン申請で実行
福島県内の法務局へオンラインで相続登記を申請し、札幌を離れることなく手続きを完結しました。
5. 進捗のこまめな共有で安心を提供
書類の取得・協議書作成・申請準備・登記完了まで、随時メールと電話で報告し、「今どこまで進んでいるか」が常に分かるよう配慮しました。
お客様の声
「父が“私道も持ってる”と言っていたのがずっと気になっていましたが、自分で調べるのは無理だと思いお願いしました。
結果的に本当に共有持分があることも確認できて、しっかり登記まで終えられてホッとしています。
札幌にいながら福島の手続きを全部やってもらえて、書類のやり取りも分かりやすく、安心してお任せできました。
義務化の前に終えられたのも大きな安心材料でした。」進めてもらえたので、とても安心できました。自分ひとりでは数年かかっても終わらなかったと思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」
