事例の背景
M.H様は、10年前に亡くなられたお母様の実家不動産が長年そのまま放置されていることに不安を感じていました。
さらに、最近お父様が亡くなったことで、実家の整理を避けて通れない状況に。
しかし相続人は4名に及び、居住地域もバラバラ。
「全員で集まって話すのは難しい」「誰が相続するのが良いか決められない」という状態が続いていました。
空き家となった実家は古くなり、固定資産税も負担に。
また、相続登記義務化の話を聞き、「いよいよ放置はできない」と感じ、専門家に相談しようと決意されたとのことです。
「自分ひとりが代表となって整理したいけれど、手続き方法が全く分からない」
そんな不安を抱えて、当事務所へご依頼いただきました。
当事務所の対応
1. 戸籍・住民票の収集と相続関係の整理
被相続人の出生から死亡までの戸籍、相続人4名の戸籍・住民票を取得し、法定相続人を正確に確定。
相続関係説明図を作成し、全員が理解しやすいよう整理しました。
2. 相続人間の調整と遺産分割案の作成
相続を希望する1名に不動産を集中させる方向で協議案を作成。
遠方の相続人には郵送・電話で丁寧に説明し、不明点や不安を解消しながら合意を整えました。
3. 遺産分割協議書の作成と署名押印回収
相続内容に沿った協議書を作成。
署名・押印はすべて郵送で回収し、相続人が集まる必要がない形で進行しました。
4. 相続登記申請書の作成・提出
滝川市の不動産情報を整理し、登記申請書一式を当事務所で作成。
オンライン申請で迅速に手続きを完了しました。
5. 進捗報告と安心サポート
書類取得から押印、登記完了までの状況をその都度ご報告。
相続人が多いケースで起こりがちな「連絡漏れ」や「手続き停滞」を避け、スムーズに進めました。
結果・成果
- 滝川市の実家の相続登記が正式に完了
- 遠方の相続人が複数いても、郵送対応のみで協議を円満にまとめることができた
- 空き家の名義が整理されたことで、今後の管理・売却などの判断がしやすくなった
- 相続登記義務化にも間に合い、過料リスクを回避
- 細かい調整や書類作成をすべて代行したため、相談者・相続人の心理的負担が大きく軽減
お客様の声
「母が亡くなってから実家のことがずっと気がかりでしたが、兄弟で集まるのも難しく、どうしようか迷っていました。
司法書士さんにお願いしたことで、連絡の調整も全部してもらえて本当に助かりました。
遠くに住む兄弟にも丁寧に対応してくれて、思っていたよりずっと早く終わりました。
登記の義務化の話もあったので、期限前にきちんと完了できて安心しています。
自分たちだけで進めていたら途中で止まっていたと思います。
プロにお願いして本当に良かったです。」生に相談して本当に良かったです。相続登記が終わっただけでなく、不動産の売却まで一緒に進めてもらえたので、とても安心できました。自分ひとりでは数年かかっても終わらなかったと思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」