事例の背景
M.K様は、ご主人の相続について家族で話し合いを行い、財産の分け方自体はすでに決まっていました。
ただ、実際に手続きを始めようとすると、「どんな書類が必要なのか」「銀行ごとに何が違うのか」「共有名義の登記はどう進めればいいのか」と分からないことばかりで、不安が大きくなっていったそうです。
特に預貯金は3つの金融機関に分かれており、それぞれ提出書類や手続きの流れが異なる点に戸惑いを感じていました。
また、不動産の相続登記についても、「子ども2人の共有名義にする以上、あとから問題が出ないよう、きちんとした形で終わらせたい」という思いが強くありました。
「自分ひとりで全部対応するのは大変そう」「できればまとめて任せたい」と考え、当事務所へご相談くださいました。
■当事務所の対応内容
1. 戸籍・住民票など必要書類の一括収集
被相続人および相続人全員分の戸籍・住民票を取得し、法定相続人関係を正確に確定しました。
2. 遺産分割協議書の作成と署名押印サポート
「不動産は子ども2名の共有」「預貯金3行分は妻が取得」という合意内容を、法的に有効な遺産分割協議書として文書化。
署名・押印の流れも分かりやすくご案内しました。
3. 不動産の相続登記申請
子ども2名の共有名義へ変更するための登記申請書類を作成し、オンライン申請で対応しました。
4. 預貯金3行分の相続手続きを並行対応
金融機関ごとに異なる必要書類を確認し、署名・押印から提出、受領までを段階的にサポートしました。
5. 進捗の見える化と丁寧なフォロー
「今どこまで進んでいるか」「次は何をするか」を随時ご報告し、不安なく進めていただけるよう配慮しました。
■結果・成果
- 不動産の相続登記が無事に完了し、子ども2名の共有名義に変更
- 預貯金3行分の相続手続きがすべて完了し、妻名義へ移行
- 希望どおりの分け方を、法的に整った形で実現
- 手続きを一括で任せられたことで、時間的・心理的負担を大幅に軽減
- 今後の管理やトラブル防止の面でも安心できる状態に整理
■お客様の声
「遺産の分け方自体は決まっていたのですが、実際の手続きとなると何から始めればいいのか分からず、不安でした。
不動産は共有にしたかったですし、預貯金も複数の銀行に分かれていて、自分だけで進めるのは無理だと感じていました。
協議書の作成から登記、銀行の手続きまで全部まとめて対応してもらえて、本当に助かりました。
こちらの希望をきちんと汲み取って進めてくださり、最後まで安心してお任せできました。」