事例の背景
M.K様は、「元気なうちに、自分の気持ちをきちんと形にしておきたい」と考え、
ご自身で自筆証書遺言を書かれました。
ただ、書き終えたあとに
「この書き方で本当に大丈夫なのか」
「法律的に問題があったら、せっかくの想いが無駄になるのでは」
という不安が次第に大きくなっていったそうです。
ご家族関係も決して単純ではなく、兄弟7人のうち多くがすでに亡くなり、
甥姪が複数いる状況。
その中で、長年にわたり身の回りのことを支えてくれた甥1名へ、
確実に財産を託したいという強いお気持ちがありました。
「あとから無効と言われたり、親族が揉める原因になったら嫌」
そう感じ、自分ひとりで判断するのは限界だと考え、
当事務所へご相談くださいました。
■当事務所の対応
1.自筆証書遺言の原案を丁寧に確認
すでに作成されていた遺言書を拝見し、
無効になりやすいポイントや、誤解を招く表現を洗い出しました。
2.相続関係を踏まえた文言の整理・添削
兄弟・甥姪が多い状況を前提に、
「誰に・何を・どのように遺すのか」が一読で分かる構成へ修正。
想いを大切にしつつ、法的にも安全な表現へ整えました。
3.今後を見据えた丁寧な説明
今回の遺言が持つ効力や、
将来的に公正証書遺言にする場合の流れについても分かりやすく説明。
「これで大丈夫」と納得して次に進める状態をつくりました。
■結果・成果
- 自筆証書遺言の内容を法的に整え、無効リスクを大幅に低減
- お世話になった甥への想いが、誤解なく伝わる文章に
- 相続関係が複雑でも、将来揉めにくい遺言の土台が完成
- 相談者の不安が解消され、「準備ができた」という安心感につながった
■お客様の声
自分で書いた遺言が本当に通用するのか、ずっと不安でした。
一つひとつ丁寧に説明しながら直してもらえて、「これなら安心」と思えました。
家族関係が複雑なので、気持ちがきちんと伝わるか心配でしたが、
私の想いを汲み取って、分かりやすい文章にしてもらえたのが本当に心強かったです。
早めに相談してよかったと思っています。で一緒に進めてもらえたので、とても安心できました。自分ひとりでは数年かかっても終わらなかったと思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」