事例の背景
M.E様は、お母様が亡くなられた後、預貯金の解約手続きをしようと考えましたが、
お母様に2度の離婚歴があったことから、戸籍の内容が複雑になるのではないかと強い不安を感じていました。
金融機関に問い合わせてみると、
「出生から死亡までの戸籍が必要」
「場合によっては改製原戸籍や除籍も必要」
と説明され、何をどこから集めればよいのか分からず途方に暮れてしまったそうです。
また、預貯金は2つの金融機関に分かれており、それぞれ提出書類や手続きの流れが異なる点も大きな負担でした。
相続人はご本人お一人でしたが、
「一人だからこそ、間違えずにきちんと終わらせたい」
と考え、専門家への相談を決められました。
■当事務所の対応内容
1．戸籍一式の収集と相続関係の整理
お母様の出生から死亡までの戸籍（改製原戸籍・除籍を含む）をすべて収集し、
離婚歴を含めた相続関係を正確に確認しました。
2．法定相続情報一覧図の作成
収集した戸籍をもとに法定相続情報一覧図を作成。
これにより、銀行ごとに何度も戸籍を提出する必要がなくなり、手続きの負担を大きく軽減しました。
3．金融機関ごとの必要書類整理と手続きサポート
2行それぞれの必要書類・提出方法を整理し、
署名・押印、提出、確認までを一括でサポートしました。
4．進捗のこまめな共有
「いまどこまで進んでいるのか」「次は何をするのか」を随時お伝えし、
不安を感じることなく手続きを進められるよう配慮しました。
■結果・成果
・離婚歴があり戸籍が複雑なケースでも、相続人を正確に確定
・法定相続情報一覧図の活用により、銀行手続きがスムーズに進行
・預貯金2行分の相続解約手続きを無事に完了
・書類の差戻しや手続きの停滞なく、短期間で整理
・依頼者の心理的・実務的負担を大幅に軽減
■お客様の声
母の戸籍がとても複雑だと分かっていたので、
「自分ひとりでは無理かもしれない」と不安でいっぱいでした。
法定相続情報一覧図を作ってもらえたことで、
銀行の手続きも思っていたよりずっとスムーズに進み、
何度も書類を出し直す必要がなかったのが本当に助かりました。
一つひとつ丁寧に説明しながら進めてもらえたので、
最後まで安心してお任せできました。
