事例の背景
O.M様は、祖父名義の不動産が残っていることは以前から分かっていたものの、
相続人が多く、しかもすでに亡くなっている方が多数いるため、
「誰に連絡すればいいのか」「自分はどの立場なのか」分からず、手続きを先延ばしにしていました。
さらに、相続登記が義務化されたという話を聞き、
「このまま放置すると将来困るのではないか」と強い不安を感じるように。
戸籍を少し調べてみたものの、改製原戸籍や除籍が次々に出てきて、
「これは専門家に任せた方がいい」と判断され、当事務所にご相談くださいました。
■当事務所の対応内容
1.戸籍一式の収集と相続人の確定
祖父の出生から死亡までの戸籍に加え、亡くなっている子ども6名分の除籍・改製原戸籍、
さらに数次相続人となる方々の戸籍・住民票までをすべて収集・確認。
漏れのない相続人確定を行いました。
2.相続関係説明図・法定相続情報一覧図の作成
複雑な相続関係を図にまとめ、
「誰がどの立場の相続人なのか」が一目で分かる資料を作成。
相続人への説明や登記申請の基礎資料として活用しました。
3.遺産分割協議書の作成と合意形成サポート
相続人が多数でも混乱が生じないよう、
分割内容を分かりやすく整理した協議書案を作成。
郵送や連絡調整を通じて、全相続人から署名・押印を回収しました。
4.相続登記申請の代行
固定資産評価証明書・登記事項証明書など必要書類を整え、
オンライン申請を活用して法務局へ相続登記を申請。
差戻しなく、スムーズに受理されました。
5.進捗報告と安心のフォロー
「今どこまで進んでいるか」が常に分かるよう、
各工程ごとに丁寧に進捗をご報告しました。
■結果・成果
- 祖父名義の不動産について、相続登記が無事に完了
- 相続人8名・数次相続という複雑な案件でも、書類不備なく申請完了
- 遺産分割協議書を作成したことで、将来のトラブル防止にもつながった
- 相続登記義務化にも対応でき、法的リスクを回避
- 依頼者の精神的・事務的負担を大幅に軽減
■お客様の声
「相続人が多くて、正直どこから手をつけていいか分かりませんでした。
父も亡くなっていて、自分がどう関わるのかすら不安だったのですが、
戸籍から相続関係まで全部整理してもらえて本当に助かりました。
途中経過もこまめに教えてもらえたので、不安なく最後まで任せることができました。
登記が無事に終わったと聞いたときは、心からホッとしました。」と思います。スムーズに解決できて、肩の荷がおりました。」