事例の背景
E.K様は、お父様が亡くなった後、実家不動産の名義変更を進めようとしましたが、
建物が未登記であることが分かり、「何から手を付ければいいのか分からない」と悩まれていました。
また、お母様はすでに施設に入所されており、
役所や法務局に同行することは現実的ではありませんでした。
「母に負担をかけずに、きちんと整理したい」という思いから、
未登記建物も含めてワンストップで対応できる専門家を探され、当事務所へご相談くださいました。
■当事務所の対応内容
1.事情を踏まえた初回ヒアリングと進行設計
施設入所中のお母様の状況を考慮し、
面談方法・押印方法・手続きの流れを事前に整理。負担を最小限に抑える計画を立てました。
2.戸籍・住民票等の収集と相続関係の確定
被相続人(父)および相続人(母・相談者)の戸籍・住民票を取得し、
法定相続人関係を正確に確定。
3.未登記建物の調査・登記(土地家屋調査士と連携)
土地家屋調査士と連携し、
未登記建物の現況調査・測量・図面作成を実施。
建物を正式に登記できる状態に整えました。
4.相続関係説明図・法定相続情報一覧図の作成
複雑になりがちな相続関係を図式化し、
法務局提出用の基礎資料を作成。
5.遺産分割協議書の作成・署名押印サポート
土地・建物の分配内容を文書化し、
施設入所中のお母様についても郵送等を活用して無理のない形で押印を回収。
6.相続登記申請(オンライン申請)
未登記建物の登記完了後、
土地・建物すべてについて相続登記を申請し、名義変更を完了。
■結果・成果
- 未登記建物が正式に登記され、土地・建物を一体で扱える状態に
- 相続登記が無事完了し、母と相談者の共有名義へ変更
- 施設入所中のお母様に外出の負担をかけずに手続きを完了
- 土地家屋調査士との連携により、測量から登記までミスなく進行
- 相談者の精神的・事務的負担が大幅に軽減
■お客様の声
「未登記の建物があると分かったときは、本当にどうしたらいいか分かりませんでした。
でも、土地家屋調査士さんとの連携も含めてすべて対応してもらえて、とても助かりました。
施設にいる母のことも気にかけながら進めてくれたので、安心して任せることができました。
進捗も丁寧に説明してもらえ、無事に名義変更が終わって本当にホッとしています。」