事例の背景
T.M様の弟様が亡くなられた際、配偶者や子はおらず、第一順位の相続人は母でした。
しかし、母は高齢であり、財産管理や将来的な負担を考慮して相続放棄を選択しました。
家庭裁判所での放棄手続きが完了すると、相続権は次の順位へ移ります。
その結果、兄2名が相続人となる構成に変わりました。
「放棄をしたらどうなるのか」「銀行には何を提出するのか」といった疑問が多く、手続きが止まってしまいました。
特に預貯金は3つの金融機関に分かれており、それぞれの必要書類も異なります。
法的に正確な形で整理したいと考え、当事務所へご相談いただきました。
当事務所からのご提案
今回のケースでは、相続放棄後の相続順位変動を正確に整理し、金融機関手続きへ反映させることが重要でした。
当事務所では、次の5点を軸に対応しました。
1. 戸籍収集による相続人の再確定
被相続人の出生から死亡までの戸籍を取得し、
放棄前後の相続関係を整理しました。
2. 相続放棄受理証明書の確認
家庭裁判所発行の受理証明書を取得し、
母が正式に相続人でないことを明確化しました。
3. 相続順位の説明と共有
兄2名が相続人となる法的根拠を説明し、
誤解を防ぎました。
4. 遺産分割協議書の作成
兄2名での合意内容を法的に有効な形へ整備。
将来の紛争リスクを回避しました。
5. 預貯金3行の一括解約
金融機関ごとの必要書類を整え、
差し戻しなく解約を完了しました。
お客様の声
「母が相続放棄をしたことで、手続きがどう変わるのか全く分かりませんでした。
銀行へ説明する自信もなく、不安が大きかったです。
放棄後の相続関係を丁寧に整理していただき、安心して進めることができました。
預貯金も無事に解約でき、ほっとしています。
自分たちだけでは対応できなかったと思います。ありがとうございました。」