事例の背景
数年前に父が亡くなり、月形の実家には母が一人で住んでいました。しかし、母の認知症が進行し、施設に入所することに。空き家となった実家の名義は父のままでしたが、名義変更をしようとしたところ、母は自分の名前さえ書けない状態になっていました。
兄は「勝手に母さんのハンコをつけばいい」と言いましたが、T様はそれが法的に大きな問題になることを知っていました。銀行の解約もできず、固定資産税だけが引き落とされる毎日。自分なりに「成年後見」を調べましたが、裁判所への申し立てと聞いて怖気付いてしまいました。もし手続きを間違えて、母の財産を侵害したと疑われたらどうしよう。親戚から責められたら……。不安と孤独感で、夜な夜なネットを検索しては溜息をつく日々。このままでは実家は朽ちていくばかりだという焦りから、プロに相談しようと考えるようになりました。
当事務所からのご提案
① 成年後見制度の「必要性と出口」を分かりやすく解説
「一度立てると辞められない」という後見制度の不安に対し、なぜ今回の名義変更に必要か、どのような費用がかかるのかをシミュレーション。T様が納得感を持って一歩を踏み出せるよう、メリットだけでなくデメリットも包み隠さず説明しました。
② 家庭裁判所への申立手続きを全面バックアップ
非常に煩雑な申立書類の作成、医師の診断書の取得アドバイス、裁判所との面談対策までを一貫してサポートしました。T様が一人で裁判所という未知の場所に向かう不安を解消し、精神的な支えとなるよう寄り添い続けました。
③ 遺産分割協議と登記の確実な実行
後見人が選任された後、お母様の利益を守りつつ、将来の管理を担うT様たちが納得できる遺産分割案を作成しました。裁判所の監督下で適正に手続きを進めることで、親族間のトラブルをゼロにし、法的に一点の曇りもない名義変更を完了させました。
お客様の声
母が認知症になった時は、もう何もかも手遅れだと諦めていました。でも先生が『お母様を守るための公的な手続きですから、正しく進めましょう』と言ってくださり、暗闇の中に光が見えた気がしました。裁判所の手続きも、先生がいてくれたからこそ乗り越えられました。おかげさまで父の名義も整理でき、母の介護費用についても見通しが立ちました。本当に感謝しています。