事例の背景
三笠の街中で古くから商売をしていたS様の実家。お父様が亡くなり、S様が土地を活用しようとしましたが、戸籍を調べると、30年前に家族と喧嘩して家を出た次男(S様の弟)が相続人として残っていました。居場所は全く分からず、生死さえ不明の状態でした。
S様は自分なりに昔の友人を当たったり、SNSで探したりしましたが、手がかりはゼロ。不動産業者からは「弟さんがいないと名義変更は100%無理です」と断言され、S様は途方に暮れました。空き家は雪の重みで歪み始め、近所からは「いつ崩れてくるのか」と厳しい目で見られる毎日。自分の力ではどうしようもない、でも放置すれば自分が悪者になる。その板挟みのストレスで、S様は精神的に限界を迎え、プロに相談しようと考えるようになりました。
当事務所からのご提案
① 「不在者財産管理人」選任申立ての全面サポート
本人が見つからない場合でも、家庭裁判所に申し立てて管理人を立てれば、遺産分割協議を進めることができます。この専門性の高い手続きを、申立書の作成から裁判所との面談対策まで、当事務所が責任を持って完遂。S様の「動けない状況」を法的に打破しました。
② 職権調査による「最後の所在確認」
戸籍の附票や住民票の除票を遡り、弟様の足取りを徹底的に調査しました。この調査結果を裁判所に提出することで、「これ以上は探し得ない」という客観的証拠を提示。裁判所からの信頼を得て、スムーズな管理人選任へと繋げました。
③ 登記完了から解体・更地化までのスケジューリング
名義変更が終わった後の実家の解体についても、裁判所の許可(不動産処分許可)を得るためのサポートを行いました。冬が来る前に解体工事を始められるよう、各手続きを逆算して実行。S様が三笠の街でこれからも安心して商売を続けられる環境を取り戻しました。
お客様の声
弟がいない以上、この家は一生このままだと諦めていました。先生が『法律には、そういう時のための解決策があるんですよ』と教えてくれた時は、本当に救われた思いでした。裁判所の手続きは難しそうでしたが、先生が全てリードしてくれたので安心してお任せできました。おかげで家もきれいに片付き、近所の方にも顔向けができます。本当にありがとうございました。