事例の背景
美唄で一人暮らしをしていた父が急死。悲しみに暮れる間もなく、T様を襲ったのは父の「借金」の通知でした。どうやら生活費のために消費者金融から数百万の借入れがあったようです。美唄の実家は古く、売っても借金は返せそうにありません。
実家には仏壇もあり、できれば残したいという気持ちがありましたが、下手に相続手続きを始めれば「借金もすべて背負う」ことになります。自分でネットを調べると「3ヶ月以内に相続放棄をしないと大変なことになる」という言葉が目に入り、心臓がバクバクしました。債権者からの督促状が届くたびに、自分の今の生活まで壊されてしまうのではないかという恐怖で、子供を抱えて震える毎日。何を優先し、どう動けば自分の家族を守れるのか。一刻の猶予もない状況で、プロに相談しようと考えるようになりました。
当事務所からのご提案
① 「プラスとマイナスの財産」の徹底調査とシミュレーション
まずは父の正確な負債額と、美唄の実家の市場価値を調査しました。感情を抜きにして「相続した場合」と「放棄した場合」の収支を数字で提示。T様が冷静に判断できるよう、客観的なデータを用意しました。
② 相続放棄の受理と「次順位相続人」への配慮
検討の結果、T様は相続放棄を選択。しかし、T様が放棄すると借金の督促は父の兄弟(叔父や叔母)へ向かいます。親族間のトラブルを防ぐため、次順位の相続人に対しても「なぜ放棄したのか」「次は誰が手続きをすべきか」の案内を当事務所から行い、親族全体の連鎖破綻を防ぎました。
③ 空き家となった実家の「相続財産管理人」選任アドバイス
放棄した後も、実家が放置されれば管理責任が問われる可能性があります。そのリスクを回避するため、家庭裁判所へ「相続財産管理人」の選任を申し立てるべきかどうか、コストとリスクを天秤にかけた現実的なアドバイスを行い、T様が法的に完全に縁を切れる状態を作りました。
お客様の声
借金の督促が来た時は、もう人生が終わったと思いました。先生のところへ泣きながら行ったのを覚えています。先生は私の話をじっくり聞いて、『Tさんとお子さんの生活を守るのが一番です』とはっきり言ってくれました。複雑な手続きをすべて代行してもらい、親戚への説明まで気配りしていただき、本当に感謝しかありません。ようやく、前を向いて歩き出せそうです。