事例の背景
お母様の四十九日が終わった後、K様と兄弟たちの間で交わされた会話は重いものでした。大麻の実家は築50年近く。庭の手入れも行き届かず、冬の落雪も心配です。しかし、兄弟の誰一人として「自分が住む」という人はいませんでした。
K様が自分で名義変更の手続きをしようと法務局へ行きましたが、古い戸籍の山を前に挫折。「誰の名義にするか決まっていないなら、手続きは進められない」と言われ、兄弟に相談するも「忙しいから任せるよ」と丸投げ状態に。
「万が一、火災や倒壊が起きたら誰の責任になるの?」という不安が募り、何より思い出の詰まった実家が荒廃していく姿に耐えられなくなり、一括して手続きを任せられる専門家を探し始めました。
当事務所からのご提案
「誰も住まない家」を相続する場合の鉄則として、以下のプランを提示しました。
① 「換価分割」による完全な平等
誰か一人が名義を持つのではなく、「相続人全員で売却し、諸経費を引いた現金を3等分する」という換価分割を提案。これにより、固定資産税や売却にかかる経費の負担もすべて公平に精算できるようにしました。
② 地元の不動産業者と連携したスピード売却
江別市大麻の土地勘がある不動産業者と連携。現状のままで買い取ってくれる業者を見つけることで、K様たちが江別へ何度も足を運んで片付けをする負担を最小限に抑えました。
③ 遺産分割協議書への「精算条項」の盛り込み
売却代金が入る前にK様が立て替えた葬儀費用や管理費を、売却代金から真っ先に差し引くルールを協議書に明記。お金のことで後から揉めないための防波堤を築きました。
お客様の声
江別の家をどうにかしなきゃと、夜も眠れないほどプレッシャーを感じていました。先生にお任せしてからは、驚くほどスムーズ。兄弟たちにも先生から直接説明してもらったので、「Kにばかり苦労をかけたな」と理解してもらえました。
無事に売却も決まり、通帳にきっちり3分割されたお金が振り込まれたのを見て、ようやく肩の荷が下りました。実家の後片付けで悩んでいる方に、ぜひプロの力を借りてほしいです。