事例の背景
「父がどこに何をいくら持っているのか、誰も把握していませんでした」 恵庭市にお住まいのK様は、自衛官として定年まで勤め上げたお父様の急逝により、パニックに陥っていました。お父様は厳格な方で、家計については一切口出しをさせないタイプ。お母様も「お父さんに任せていたから」と何も分からず、遺品整理の中で複数の通帳や、存在すら知らなかった島松地区の農地の権利書が見つかりました。
K様はご自身で銀行を回りましたが、戸籍の不足や手続きの複雑さに跳ね返され、仕事との両立に限界を感じていました。さらに、農地の名義変更には「農業委員会」への届け出が必要だと知り、専門知識のない自分では一生終わらないのではないかという絶望感に襲われました。
「もしこのまま放置して、母に何かあったらさらに大変なことになる……」という焦りから、すべてをワンストップで任せられる専門家を探すようになりました。
当事務所からのご提案
① 徹底した財産調査と「財産目録」の作成
まず、お父様の名義と思われるすべての金融機関に対し残高証明を請求し、漏れのない財産目録を作成しました。また、島松の農地についても現地調査を行い、境界や利用状況を確認。これにより、相続人全員が「全体像」を把握し、冷静な話し合いができる土台を作りました。
② お母様の「老後の安心」を最優先にした二次相続対策
現在の一次相続でお母様が全財産を継ぐのは簡単ですが、将来お母様が亡くなった際の「二次相続」での税負担が重くなるリスクがありました。そこでお母様の今後の生活資金を十分に確保した上で、一部の不動産をあらかじめK様名義にするなど、将来の負担を軽減する分割案をシミュレーションと共に提案しました。
③ 農業委員会との調整とスムーズな登記
一般の方には馴染みの薄い、農地の名義変更特有の手続きを代行。恵庭市農業委員会への届け出を迅速に行い、宅地と農地の両方の名義変更を一括して完了させました。これにより、K様が平日に何度も役所や法務局へ足を運ぶ必要をなくしました。
お客様の声
自分たちだけでやっていたら、半年経っても通帳一つ解約できなかったと思います。先生が作ってくれた一覧表を見て、母も「これで安心だね」とようやく笑顔を見せてくれました。自衛官だった父らしい、きちんとした遺産を、きちんと整理して引き継げたことに誇りを感じています。プロの仕事の速さと正確さに、ただただ驚きました。