事例の背景
南幌町のご実家にお一人で住まわれていたお父様が亡くなり、長男のY様が手続きを任されることになりました。しかし、妹様からは「南幌は今、子育て世代に人気で土地が売れていると聞いた。安く売るのは反対だ」と言われ、一方で弟様からは「管理が大変だから早く手放して現金化したい」と、三者三様の主張が。
Y様ご自身は岩見沢に家を構えており、南幌に戻る予定はありません。しかし、実家の広い庭の草刈りや冬の除雪の負担は、すべて一番近くに住むY様にのしかかっていました。話し合いをしようにも、妹様が抱く「もっと高く売れるはず」という根拠のない期待値が壁となり、遺産分割協議書への署名捺印をもらえないまま半年が過ぎてしまいました。
「このまま冬を迎えれば、また除雪に追われる……」という焦りと、兄弟の仲が疎遠になっていく悲しみから、客観的なデータで兄弟を説得してくれる専門家を頼ることにしました。
当事務所からのご提案
まずは、感情的な「期待値」を、最新の市場データに基づいた「現実」に置き換える作業を行いました。
① 南幌町の最新不動産市況に基づいた「適正価格」の提示
近年の南幌町の住宅需要や、自治体の助成金制度が中古物件の売却にどう影響するかをリサーチ。妹様に対し、「今、この価格で売り出すのが最も家族の利益になる」という具体的な査定書を添えて説明しました。
次に、誰もが損をしない「出口戦略」を遺産分割協議書に落とし込みました。
② 売却代金を原資とする「精算型」分割案の策定
誰か一人が無理に土地を引き継ぐのではなく、売却して諸経費を引いた残りを3等分するプランを提案。特に、Y様がこれまで立替えてきた固定資産税や管理費を、売却代金から優先的に精算する条項を盛り込み、Y様の不満を解消しました。
最後に、売却手続きがスムーズに進むよう法的な基盤を整えました。
③ 迅速な「相続登記」と媒介契約のサポート
売却のチャンスを逃さないよう、遺産分割協議書の作成と同時に、当事務所のネットワークから地元の不動産業者を紹介。名義変更から売却活動開始までのタイムラグをなくし、兄弟全員が「あとは待つだけ」という状況を整えました。
お客様の声
先生が「南幌の今の現状」を妹に丁寧に説明してくれたおかげで、ようやく話が前に進みました。私一人で説得しようとしていた時は、どうしても「楽をしたいだけだろう」と疑われてしまって……。プロが作った資料の説得力は本当にすごかったです。おかげさまで無事に売却も決まり、兄弟で晴れやかな気持ちでお盆を迎えられました。