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解決事例

[家族信託]

【家族信託】稲作農家の「経営凍結」を防ぎ、農機具・運転資金を次世代へ託した事例|岩見沢市

K様/岩見沢市(農業地域)/80代・男性/農業

K様/岩見沢市(農業地域)/80代・男性/農業

岩見沢市で代々続く稲作を営むオーナー様が、将来の認知症による農機具や運転資金の「凍結」を避けるために家族信託を活用した事例です。

経営のバトンを受託者である長男様に託しつつ、収益はこれまで通りお父様が受け取る設計に。

農業という止めることのできない事業を守り、円満な代替わりを実現した具体的なステップをご紹介します。

K様/岩見沢市(農業地域)/80代・男性/農業

事例の背景

K様は岩見沢市内で大規模な稲作を行っていますが、近年、営農に必要な資材の高騰や機械の買い替えなど、経営判断の重荷を痛感されていました。もし自分が認知症になれば、経営に関わる全ての「実印」が押せなくなり、営農ローンの更新や補助金の申請、農地の集約化が全て止まってしまいます。

「自分が元気なうちに、息子に経営の『実権』を渡したい。でも、農地の名義をすぐに変えるのは手続き上も税務上も難しい」という悩み。遺言だけでは解決できない「生前の事業停止リスク」をクリアにするため、農村特有の資産構成に詳しい専門家を求めて、当事務所にご相談をいただきました。

当事務所からのご提案

農業経営という「事業」の継続性を最優先した、経営承継型信託を提案しました。

① 営農用資産の「管理権限」の先行譲渡

農地そのものの所有権移転は将来の相続時に委ねつつ、まずは「営農用口座」や「高額なコンバイン等の農機具」を信託財産に設定し、長男様を受託者としました。これにより、K様が認知症になった後でも、長男様が自身の判断で燃料の購入や機械の修理、農協との折衝を自身の判断だけで行える体制を構築しました。

② 「信託口口座」によるキャッシュフローの分離管理

農業経営に必要な運転資金を、受託者名義の「信託口口座」へ移しました。K様個人の生活口座と分けることで、K様が介護施設に入り口座が凍結されるような事態になっても、長男様はこの口座から滞りなく営農ローンの返済を続けられるようにしました。

③ 親族間の「公平性」を守る受益権の指定

経営権は長男様に託す一方で、収益からK様へ定期的に支払う受益権を設定。さらに将来、農業を継がない他のご兄弟との間で「どの資産が農業用か」で揉めないよう、信託契約の中で資産の区分けを明確にしました。

お客様の声

農業は判子一つ押せないだけで、その年の作付けができなくなるリスクがあります。先生は農家の生活実態をよく理解した上で、息子が動きやすい形を作ってくれました。おかげで私は安心して見守ることができています。岩見沢の農業を次世代に繋ぐための、大きな安心を手に入れました。

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